日本の破戒的クリスマス

12月25日、クリスマス。

おそらく365日の中で人々からの関心を最も集める日でしょう。世界的宗教であるキリスト教の教祖イエス・キリストの生誕祭とされますが、何故か白ひげで赤ずくめの老人が宅配物を各家庭に運搬してまわったり、何故か恋人たちの記念日として認知されていたりします。サンタクロース、またの名をセント=ニコラウスの風習は外国にもありますが、恋人たちの特別な日とかいう風潮は我が日本国のみです。冬の寒さが人々をくっつかせるのでしょうか。

 

諸外国から「CRAZYJAPAN」と言われて久しいものですが、恐らく70年前にアメリカとイギリスに同時に喧嘩を売ったことを指すわけではないだろうと思われます。

高度経済成長以降、「日本らしさ」をブランド化、世界へ発信することに成功し、世界は日本人の感性に対して感動と畏怖と親しみを持って「CRAZYJAPAN」として歓迎してくれました。しかしまさか自分たちの大切な教祖様の生誕祭にウキウキで性行為を働くような気狂い民族だとは予想だにしてなかったでしょう。

 

クリスマスというのはキリスト教圏の国々にとっては家族で過ごすもの、日本で言うとお正月、大晦日のような雰囲気のものらしいですね。そして自らの信ずる神とその子にして教祖であるイエスの生誕を祝う。それはそれは厳かな日なのです。それを「キリストの誕生日?セックス日和じゃん!ウェーイ!」など、気狂いにも程があろうと思われます。

 

だいたいキリスト様の立場になって考えてみると、「なんでわざわざ僕の誕生日にセックスしてるの?」に尽きるわけです。だって恋人の記念日なんてバレンタインデーで良いじゃないですか。わざわざクリスマスである必要は無いのです。もはや国民総出のイエス・キリストへの環境型セクハラでしかありません。キリスト様は自身の母親は処女なんだと信じるほどにウブな男の子なんです。国家を挙げての壮大なピンポイント環境型セクハラなんて極悪非道の所業、彼が存命の頃に受けた迫害とどっちが酷かったろうか。キリスト教と敵対しているはずのイスラム原理主義の方々もドン引きするレベルの陰湿な攻撃です。

僭越ながらイエスの代弁者として、僕は声を大にしてこう言いたいです。クリスマスに性行為をするような人は献血ポスターに何も言えないだろうと。

 

では今回はこのくらいで終わりにしようかと思います。

カーセックスはほどほどに。

NHK(日本の破戒的クリスマス)を、ぶっ壊す。

 

ps:クリスマスの頭文字はXかC